直線的なラインで構成される四角く白い外観――。
通りに面した立地であったとしても、このデザインなら通りからの視線も気になりません。
通常「プライバシー」と「開放感」は相反するもの。
しかし、この家は漆喰の白い壁と高い天井によって空間をより広く感じる工夫がほどこされている”奇跡の家”といえます。
和室は障子によってリビングと仕切られ、来客時にはしっかりとした間仕切りができる設計になっています。
リビングの壁に用いたのは、通常は外壁に使う石材。
テレビを中心に窓や造作をシンメトリーに配置し、調和のとれたデザインに仕上げました。
玄関には洒落た「ガラスニッチ」を取り入れ、和室のしつらえが趣を添えるよう工夫されています。